虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


時々話しかけてくる平助君。


だが、わたしは黙々と団子を食べ続けている。


話したくない、という訳ではない。


ただ・・・緊張して、何を話せばいいのか分からない。。



「ねぇ・・・鈴、楽しんでない・・・?」



ビクッと、肩が揺れる。



「た、楽しんでますよ? えっと・・・」



必死に、話そうとするが・・・言葉が出てこない。


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