虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


でも、緊張しているとは言いたくない。



「場所、そろそろ移動しません?」



話を逸らしてみた。


人がどんどん増えていく店の中。


その熱気だけではないと思うくらい、顔が熱かった。



「別にいいけど・・・」



納得のいかない表情の、平助君の前に勘定をし、店を出た。


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