虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


「わたし、何かしましたか?」



何かしてしまっていたのなら、謝りたい。


無意識の内に何かやってしまったのだろうか・・・?



「何もしてないよ!! うん、何もしてない!」


「そうですか・・・? ならいいんですけど・・・」



でも、挙動不審過ぎるんじゃ・・・


平助君をじっと見てみる。


その視線に気付いた、平助君の顔は、見る見る間に真っ赤に染まった。


< 544 / 858 >

この作品をシェア

pagetop