虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


「・・・離してください」



仕舞いには、わたしの腕に絡んでくる。


宴会係って、これもしないといけないのだろうか?


助けを求めようと、平助君のほうを見る。


だけど・・・黙々と食事を続けて、凄く不機嫌な表情の平助君。


料理・・・まずかったのかな?



「平助~、早く告白しろよ~」


「黙って、しんぱっつぁん」



低い、不機嫌丸出しの声。


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