虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


だけど、さすがに疲れてきたのか、体が重い。



「玖於さん、そろそろ休憩しましょうか」



そんな様子を見て、沖田さんは俺に声をかけてきた。


その言葉に、一気に体から力が抜ける。


さっきの鬼のような表情から一転、ニコニコと優しい笑みを浮かべていた。



「一番隊の稽古は、これで終わりです。では解散!!」


・・・あれ、休憩じゃないの?


沖田さんの言葉に、待ってましたとばかりに道場を飛び出していく隊士達。



「・・・終わりにしちゃうんですか?」


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