虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


平助君は、追って来なかった。


それが、わたしの空しさを掻き立てる。


その日、わたしは何もしなかった。



ただ部屋に篭って、ぼんやりとしていた。


そして、ひとつだけ分かったことがある。


それは・・・



神様なんて、この世にいない、ということ。


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