虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~
「すっ、すみません!!」
「冗談だよ」
冷や汗が噴出している隊士達に、笑い掛ける。
いつもなら・・・平助君がこの中にもいたのに。
平助君がいなくなり、わたしは八番隊組長となった。
隊士の皆は、わたしにも付いて来てくれるのだが・・・
わたし自身の気持ちが、追い付いていなかった。
平助君がわたしの隣にいないことが、嫌で・・・
今にも、おかしくなってしまいそうだった。