虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~
「平助は、参加していないみたいです。
あっちでも、伊東を避け続けているように見えたので・・・」
――――なぜ、御陵衛士に付いて行ったのか、謎だったんです。
斎藤さんはそう言った。
ということは、平助君は御陵衛士付いて行くのに、乗り気ではなかったということ。
では・・・
「どうして・・・?」
「分からない、何を聞いても話してくれなかった。
自分の責任だ、の一点張りで・・・」