虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


部屋の中に、沈黙が広がる。


誰も喋らない、誰も動かない。


そんな時間がどれほど続いたのだろう。


その中で、土方が動きを見せた。



「・・・潰すしかねぇだろ。どんな手段を使ってでも。

近藤さんを殺させるわけにはいかねぇ」



静かに、そう言った土方の目は・・・


驚くほどに、まっすぐで。


迷いなんて、微塵も感じられなかった。

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