虹の向こうへ～君と見た空をもう一度～

「よし、明後日の夜、伊東を宴会に誘う。


思いっ切り酔わせた後、永倉と原田・・・


そして、睦月は油の小路へと誘い込め。


そこで・・・」



――――暗殺だ。



そう言った、近藤さんの目にも、土方の目にも・・・


伊東暗殺の目的。


それと・・・平助君を連れ戻すという、もう一つの目的が生まれていた。