虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~
あんなに、落ち込んでいた気持ちが・・・
少しだけ、少しだけだが軽くなっている気がした。
この出来事さえ終われば・・・
平助君と、また一緒にいられる。
ずっと、ずっと・・・隣で笑っていられる。
『睦月組長・・・なんか、今日は明るいな』
『まあ・・・笑ってたら、凄い美人だよな』
「そこ、さっさと歩いて。よそ見してて斬られても、知らないよ?」
いつも、コソコソ話している隊士二人。