虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


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土方の部屋へと入ると、真っ暗な状態で書き物をしている土方の姿が目に入る。


その邪魔をしないように、わたしは声を掛けた。



「八番隊、ただいま戻りました」


「おぅ、お疲れさん」



その手を止めずに、黙々と机へと向かっている。


この人は・・・怖くないのだろうか?


わたしなんて・・・昼間と違って、手の震えが止まらないのに。

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