虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


だんだん、空気も冷たくなってきた。


秋の気候は、変わりやすい。



「そうですね」



久しぶりの会話・・・それが、たまらなく幸せだった。


ガヤガヤと騒がしい、店の中へ入る。


三味線の音、酔っ払いの大声。


こんな中で、どうやって食事をしろって言うんだ・・・



「では、こちらへ」



案内の女の人に付いて行き、店の一室へと案内された。


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