虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


斎藤さんはいきなり、話を振ってくる。


わたしが・・・平助君に?


一体何を聞くって言うのだろう?



「・・・いいえ、何も」


「そうか」



平助君は、わたしに何かを隠している?


でも・・・何を?



頭の中は、明日のことなんて抜け落ちていて・・・


疑問だけが駆け巡っている。


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