虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


「何で・・・何でわたしを助けたりしたんですかっ!!」



ただ、微笑んでいるだけの平助君。


どうして・・・こんなに穏やかな顔をしていられるの・・・?


意味が分からなかった。


どうして、平助君が死なないといけないのか。


理解したくもなかった。


平助君が、こんな風になっていることを。



・・・でも。


今のわたしにも、分かることがある。


どんなに頭が混乱していても。


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