虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~



「山崎」



俺は天井に向かって声をかける。


するとすぐに人影が降りてきた。


「なんでしょう?」



「睦月と、一条を探り見張っといてくれ。何か分かったら俺に報告してくれ」



「はい」



山崎は短く答えるとまた天井に戻っていった。


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