虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~
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『は・・・僕が伊東さんに付いて行く?』
『そうです。 あなたが付いて来るのなら、睦月さんには手出ししませんよ』
そう、ずる賢そうな笑みを浮かべて言ってきた伊東。
何も、抵抗できなかった。
僕が守ればいい。睦月は強いから大丈夫。
そう思ってたけど。
『私が集めているのは、ここでも腕の立つ人材ですわよ?
どれだけ貴方や、睦月さんが強くても・・・
それを守ろうとして戦う、ここの人達に犠牲が出るでしょうねぇ?』