虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


・・・こんなことを言われてしまえば・・・


何も、僕にはできない。


伊東に付いて行くことしか・・・


皆を守る手段は無かった。



僕一人が我慢すれば、僕一人の犠牲で済むのなら・・・


嫌々でも、僕は付いて行った。



これが・・・僕が、新撰組を裏切った本当の理由だった。


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