虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~
あと少し・・・あと少しで書き終わる。
これは、これから先の新撰組の未来の道標になってもらう。
それ位、重要な物なのだ。
「ねぇ、何で駄目なのさ?」
「・・・あとちょっとで書き終わるから、待って」
子供みたいな一条。
もう、溜息しか出てこない。
最後の一枚に差し掛かった時、わたしの手は自然と動きを止めた。
これは、書いてもいいのだろうか。
こんなこと、残してもいいのだろうか。