虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~
「何、どうしたの睦月?」
「ねぇ、ちょっと付いて来てくれない?」
口元に笑みを湛え、わたしは玖於の腕を引く。
そんなわたしに、驚いたような表情をする玖於だが・・・
すぐに笑顔になり、頷いてくれた。
「じゃあ、屯所の前にいるから」
「おう!」
わたしは、玖於といったん別れ、屯所の前に移動した。
そして、紙をパラパラと捲る。
誤字が無いか、間違えた表示は無いか・・・