虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


ってか、さっさとどいてほしい。すんごい邪魔なんですけど!



「とにかく、すいません。じゃあ」



そう言い、足早に相手の横を通り過ぎようとした。


しかしクンッと、前につんのめってしまう。



「なんですか」



自分の腕をみると相手に掴まれていた。よくみると相手は男。


ナンパかと顔をしかめる。

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