虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


睦月はそう言った。


いつもの睦月なら、自分で助けると言っていたはず。


なのに・・・今回は、俺に任せる?



「なんで・・・これ俺に渡すのっ?」



つい、大声が出てしまった。


ビクリとも、驚きもせず、睦月は微笑んでいるだけ。




『わたしには、出来ない気がする』



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