虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


------

----

--


「八番隊、出発するよ――――!」



平助君の掛け声が、今はわたしの掛け声となっている。


誰も、平助君の話はしなくなっていた。



わたしと・・・平助君が恋人だったことは知らないはず。


だけど、実は気付いていたのかもしれない。


誰も、傷に触れるようなことはしないのだ。


< 815 / 858 >

この作品をシェア

pagetop