虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~
「わたしは誰がなんと言おうが一人で生きていく。これからも、この先も・・・」
「そっか・・・」
一条は寂しそうに言った。
「じゃあ、俺は部屋戻るな」
そう言い部屋へと戻っていく一条を見届けた後、再び空へと目を戻す。
『――――死んだ人たちはね、綺麗なお星様になるんだよ』
そう教えてくれたのは誰だったのだろう。
二人も星になっているのだろうか?
わたしは部屋に戻らずその場で眠ってしまった。