虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~
戦場へ、戦いに行くんじゃない。
“救い”に行くんだ。
俺には、鈴が残してくれたものを守る必要があるから。
「おい、玖於――――!! 先行くぞ?」
「あっ、今行きます!!」
空を見上げると、いつもと同じ澄んだ空が広がっている。
もう、藤堂さんと・・・逢えた頃だろうか?
「じゃあ、な、鈴。 どうか――――幸せに」
俺は、その澄んだ空に架かる虹に・・・
そっと、呟いた。
☆+゜。虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~。゜+☆ fin.