よくあるパターン
新井紅(あらい べに)。
年上のイケメン彼氏あり。
二十六歳。
自分で言うのもなんだけど、なかなかにいいオンナ。
さっきの二パターンもすでに経験済み。
正直、飲み会はつまらない。
今日は会社の忘年会だった。
私たちはビールを初め、ハイボールや酎ハイ、日本酒、梅酒、そしてやっぱりビールと、好きなものを思い思いに注文して、そんな話をしている。
先ほどの私の質問に、
「やっぱり、適当なところでお開きでしょ」
同僚の言葉にそうね、と頷く私の肩を叩いて、新入社員の男の子が威勢よく口を開いた。
「酔いつぶれるまで飲んじゃうんじゃないですか」
「むむむ。君はそういうタイプ?」
「いえ、僕は酔ったらキスするタイプです」
「は?」
なに言ってんの、こいつ。
年上のイケメン彼氏あり。
二十六歳。
自分で言うのもなんだけど、なかなかにいいオンナ。
さっきの二パターンもすでに経験済み。
正直、飲み会はつまらない。
今日は会社の忘年会だった。
私たちはビールを初め、ハイボールや酎ハイ、日本酒、梅酒、そしてやっぱりビールと、好きなものを思い思いに注文して、そんな話をしている。
先ほどの私の質問に、
「やっぱり、適当なところでお開きでしょ」
同僚の言葉にそうね、と頷く私の肩を叩いて、新入社員の男の子が威勢よく口を開いた。
「酔いつぶれるまで飲んじゃうんじゃないですか」
「むむむ。君はそういうタイプ?」
「いえ、僕は酔ったらキスするタイプです」
「は?」
なに言ってんの、こいつ。