わらって、すきっていって。のレビュー一覧
私が一番印象に残った場面は、 ほんじょうくんが幼馴染の人の告白を断ったことです。その場面では、車にひかれそうになったほんじょうくんを幼馴染の人がたすけたといぅことも書かれていて、それをよんでいるのも胸が痛かったのに、ほんじょうくんがこまちちゃんに恋をしたといぅことをよんで私は胸がいっぱいになりました。恋する理由は、理屈ではきめられないからそれぞれ、嬉しさやせつなさ、溢れる思いをかみしめるんだなとかんじました。 この本を胸に、これからも恋について、考えたいとおもいました。
文章も内容も登場人物も全て好きです。みんな純粋だなって思いながら読んでました。好きな人には好きな人がいたり、好きな人の言動に一喜一憂したり、恋って一筋縄ではいかないなと思いました。素敵な作品をありがとうございます。
高校生の片想いを、丁寧に、可愛く、優しく綴った、青春真っ只中のお話。 この作者さんのお話は、全部語り倒したいくらい大好きなのですが、これも!とても!とっても好きですどうしよう…!!(過呼吸) 曖昧な感情を、どうしてこうも上手く、文章に起こすことができるんだろう。片想いの心情にぎゅんぎゅん共感して、切なくて、嬉しくて、あんこちゃんと一緒になって一喜一憂して、登場人物みんな愛おしくて、書かれている文章が綺麗でやわらかくて可愛くて、お話まるごとぎゅうっとしたくなりました。 途中、ぼとぼと涙を落としてしまった。誰かを想うって辛いなぁ。辛いけど、他のなににも替え難い素敵な感情だなぁ。 沢山好きなシーンも文章もありますが、ラスト一ページの、終わり方がとてもとても好き。ずっと大切にしたくなるお話がまた一つ増えました。
わらって、すきだといってほしかったのは きっと一人だけではなかったのだ。 作品を読み進めながら、読み終わってもそう思う、そんな作品です。 主人公の安西小町(通称あんこ)とその想い人本城夏生を軸に展開する青春ラブストーリーではあるものの、どこまでもタイトルに忠実であり、ありとあらゆる「すき」が詰まっている。 恋愛としてのすき 友情としてのすき 束縛としてのすき 振り向いてほしいような、そこまでを求めないような。 手を伸ばしたけれど、手を離してしまうような。 じれったくて、もどかしくて、不器用だけど、想いだけはクリアな人たちが一生懸命な姿に心の奥がぎゅっと掴まれます。 何かを頑張ってみたい人におすすめしたい作品です。 個人的にはあんこちゃんの友達のえっちゃん推しです。