まちぼうけ
アタシは、声にならないような思いで、一言叫んだ。

「おなかすいた!」

こぽこぽ、と耳元で音がする。

近づいてきたあの人の瞳には、真っ赤な尾びれを揺らす、きれいなアタシの姿がうつっていた。

< 6 / 6 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop