ハンドパワー

「おい! 2年生」

「はい」


なぜか呼ばれた。

「テントが動かないようにするための道具がないぞ」

「あ、スイマセン」

「2人で持ってこいよ」


「「はい」」


めんどくさ!!

しかも何で私らがしなきゃなんないの!!


「早く行って終わらせよう!」

「うん」


私は新くんにちょっと怒り気味で言った。

辺りを見回すと、残っている係は私たちと
もう1つの係だけだった。

何で私がこんなことしないといけないのか?!
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