ハンドパワー
<翌日>
とうとうこの日が来た。
体育祭当日。
私は誰に何を言われようとも、学校に行かない。
「温秘、行けよ体育祭」
現在ハルさんに説得されてます。
でも何がなんでも行きたくない。
「絶対行かない!」
プロロロロ…
ハルさんに説得されてるとき、家の電話が鳴った。
もちろんハルさんが出る。
そして受話器を持ったまま、私に受話器を渡した。
『もしもし温秘、今日学校に行かないの?』
「行かない」
『何で? 年に一度の体育祭だよ!』