ハンドパワー

しばらくしたら、合田さんがどこかに出ていく音がした。

そして私は何となく眠りにつくことにした。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「温秘、火はね、危険だから温秘は火を使っちゃいけないからね」

「何で危険なの?」

「この火はね、温秘を燃やしちゃうから」


ロウソクの炎を見ながら話す、私とお母さん



先日火遊びをしていた子供がいて、危うく火事を起こすことになった事件があり、

お母さんが火遊びをしないように、私に警告している。


「温秘が燃えたらどうなるの?」
< 199 / 576 >

この作品をシェア

pagetop