ハンドパワー
「死んじゃうんだよ。 苦しみながら」
「イヤだ! 温秘死にたくない!」
「そうでしょ? だから火を使わないでね
もちろん他の人にも、こういうことしたらダメだからね」
「うん、わかってるよ」
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また夢か…
気がついたら自分は、笑顔になっていた。
お母さん…
そしていつの間にか帰ってきていた、合田さん。
「温秘、俺学校辞めたから」
「そう。
・・・・え? 何で?」
「俺、働くことにした」
「何でまた、急に?」
「俺たちが生活できてるのは、渡辺さんのお陰なんだ」
「渡辺さん? 何で?」