ハンドパワー
「いててて…」
手を捻られた。
「何すんの?!」
「俺を追い出すな」
「は?
何言ってんの?
ここは私の部屋よ。
あんたにとやかく言われる筋合いはない!」
「俺に逆らうんだ?
俺に逆らうとどうなるかわかってんだろう?」
「ばらせばいいじゃない!
昨日だって言ったでしょ?
もういいよ!
私はあんたに辛い思いをさせられるより、他の人の非難を浴びた方がせいせいするよ!」
バシッ
「それは俺が気に入らないんだ!」