ハンドパワー
エピローグ

次の日、学校に行った。

そして私は全ての真相を、蘭と新くんに話した。

2人は泣きそうな顔をしていた。


「温秘、本当に本当に辛かったんだね。

でも本当に今は大丈夫だから」


いつものように、蘭は私を慰めてくれる。

「わかってるよ!
それに私、自分で幸せを作っていくよ。

お母さんが望んでくれてたから。


新くん、あのとき私を止めてくれてありがとう」

「うん。
こうして温秘ちゃんが元気になって、嬉しいよ」


みんな私のために喜んでくれてる。

それがとても嬉しい。
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