何様?俺様!?王子様!?



その意味深な言葉に、
あたしの顔は赤くなる一方で………。




「今日はやめとく。
自覚ねーと思うけど、震えてっから」


「…え?」




………ほんとだ。


体は正直だ…。





「遊威……ありがとね?」


「ん。もう俺から離れんな」




その言葉だけで
その辺の女の子は死んじゃうよ?




……あたしの心臓は、この俺様ツンデレ野郎に
耐えられるでしょうか?





そう思った……高二の夏でした。




< 195 / 216 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop