リアル
「おはよ」
「はよ」
「お前今日どーするん?」
「・・・今日は仕事行かんといけん」
「そーなんか」
「終わったら行くわ」
「うん、タツとハルはどーなんかねー?」
「わからん、聞いてみて」
「わかった」
「お前はええの?」
「何が?」
「何がって仕事いや」
「仕事か・・・」
「こんなに休んでも大丈夫なん?」
「一応連絡はしてあるけー」
「ならええけど」
「んじゃ後で」
キイチの言いたいことはよくわかる。そりゃそうだ、働かないといけない、自分の生活があるのは現実で、何があろうと労働し生きていかないといけない。どう動こうとそれから逃げることはできない、生きることにしがみついている内は。それはわかってる、だけど、いまは。
そんな事を考えながらタツに電話した。タツの返事もキイチと同じで、今日は働くというものだった
なんか、自分だけがサトシの現実を理由にして、自分の現実から逃げているんだと改めて気付いた。
ハルは電話にでなかった。
「はよ」
「お前今日どーするん?」
「・・・今日は仕事行かんといけん」
「そーなんか」
「終わったら行くわ」
「うん、タツとハルはどーなんかねー?」
「わからん、聞いてみて」
「わかった」
「お前はええの?」
「何が?」
「何がって仕事いや」
「仕事か・・・」
「こんなに休んでも大丈夫なん?」
「一応連絡はしてあるけー」
「ならええけど」
「んじゃ後で」
キイチの言いたいことはよくわかる。そりゃそうだ、働かないといけない、自分の生活があるのは現実で、何があろうと労働し生きていかないといけない。どう動こうとそれから逃げることはできない、生きることにしがみついている内は。それはわかってる、だけど、いまは。
そんな事を考えながらタツに電話した。タツの返事もキイチと同じで、今日は働くというものだった
なんか、自分だけがサトシの現実を理由にして、自分の現実から逃げているんだと改めて気付いた。
ハルは電話にでなかった。