太陽と月



部屋の前で母さんは立ち止まり、ドアに手をかける。


何故かそれがリアルに想像できてしまう俺。


バンッ…


「あき!…あれ?起きてるじゃない…」


“期待はずれ”って顔をしながら去る母さん。


俺は毎朝8時にちゃんと起きてますよ…。


「はぁ…」


もう1度布団に倒れて、気合を入れて起き上がる。


これは俺の日課。


汗をかいて気持ち悪いパジャマを脱いでタオルで拭く。


シャワーでも良いけど、正直めんどい。



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