太陽と月
ばあちゃんの家の近くにあるスーパーは品揃え豊富なことで人気がある。
でも、今日は運良くあまり混んでいない。
「良かったな?混んでなくて」
俺も悠樹も基本的に混む場所は苦手。
悠樹が迷子になってしまうから。
「にんじん見っけ!」
悠樹は物を探すのが上手だ。
俺は悠樹の後ろをついて回るだけで大丈夫。
「…あれ?」
俺は、野菜コーナーに見覚えのある姿を見つけた。
似てるけど…違うか?
でも似すぎだろ。