太陽と月



「すみません…お待たせしてしまって…」


陽さんが走って来てくれた。


私は何だか嬉しくなる。


「いえ…大丈夫ですよ?」


私たちがいる場所は図書館内の自習室。


勉強をしたい人が使っても良い場所。


でも今日は私たち意外に誰もいない。


それが私を妙に緊張させてしまう。


「じゃあ、やりますか?」


「はい」


私たちは勉強を始めた。


実はまだお互いの連絡先も知らない私たち。


これは…お友達?



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