太陽と月



「月花さんが敬語だから?」


あぁ…そう…。


ってか私も“月花さん”だよね?


私は別に慣れてるけど。


でも、こういうのは自分から実行しなさい!


「陽さんが私を呼び捨てしてくれたら考えます」


目を見開いて私を見つめる陽さん。


私の体温は急上昇。


「月花」


え…今…呼び捨てに…された?


「呼んだけど?ついでに敬語もやめ!」


陽さん笑ってるけど…私にそんな余裕はない。



< 84 / 90 >

この作品をシェア

pagetop