シークレット?スキャンダル!



「そう言えば、綾斗のご両親は?」

「仕事」



夜遅くまで仕事って、何してる人だろ…?



「風呂先入るか?」

「あ、えっと…」

「それとも一緒に入るか?」

「さ、先入る!!」




この人、あたしの反応みて面白がってる!!


くそお!!




「お前、ほんと面白いな」

「っ…」



その笑った顔、反則…。




休みの日だからか着てるジャージ姿も様になってて、ほんと、カッコいいのなんの…。



惚れた弱みというやつですよ…。




この先、あたしは如月綾斗に振り回されっぱなしの人生になってしまうのかな?



「雅、」

「ん?」

「よろしくな」




季節は夏。



あたしの恋は始まったばかりなのです。




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