シークレット?スキャンダル!


おいおい、マジかよ…。



「和子さん、綾斗くんも美優チャンもすごくよかったと思いますよ?」

「ええ、よかったわ。でもあのレベルではわたしの作品として世に出せないわ」

「…………」



こうなった以上、和子さんを止められる人はいない。




どんなお偉いさんでも止められないと聞いたことある。



「じ、じゃあ、メイク直して綾斗くんと美優チャンはカメラの前に…」

「綾斗くんだけでいいわ。相手役を変える」



はあ!?



「ちょっと!どういうことですか!?」

「そのままの意味よ」

「納得行きません!!」



美優チャンも、マネージャーも和子さんに抗議する。



そりゃ当たり前だ。



美優チャンが候補から外れたって意味してるんだから。



< 261 / 641 >

この作品をシェア

pagetop