シークレット?スキャンダル!
でも女の嫉妬に、血のつながりとか関係ないんだ。
それにあたしは、光みたいにみんなと親しくできる性格じゃないもん。
「ちょっと、そこどいて」
「あ、はい…」
もうやだだよ…。
こういう時、誰かの腕に抱きしめられたいのに。
綾斗は仕事が忙しいんだもん…。
「雅チャン、クイーンへの移籍の件どうする?移籍するなら新しい読モ探さなきゃいけないから早めに決めておいて」
「はい…」
この問題もあるわけですよ…。
クイーンの専属モデル…受けたいけど、自信ないんだもん…。
憧れは憧れのままで終わるものだと思っていたから。
いざ移籍の話を持ち出されると、どうしたいのかわからなくなる。