シークレット?スキャンダル!



まず香水ベタベタな女は嫌だし、明らかに俺狙いな女は遠慮する。



「ちょ、綾斗くん!?」

「触んな、」

「綾斗くん…なんで…」

「なんでもクソもねぇよ。目障りだ」



俺がきつくいうと、美優チャンは目つきを変えた。



「ふーん。綾斗くんと雅チャンって、付き合ってるんだ」



こっちが本性か…。



「あたしがバラしてもいいんだよ?人気俳優の熱愛なんて、いいネタでしょ」

「それは、だめっ…」



雅が猛反発するけど、効き目はないだろ。



「バラしたきゃ、バラせばいい」

「綾斗っ!?」

「その代わり、もうタレント生命は終わったと思ってもいいから、」

「は?」



俺に楯突くとか、早いんだよ。



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