シークレット?スキャンダル!
学校も二学期を終え、制服を着るのも残り少しになった。
年をまたいでからは、学校ある日は学校優先でいくつもり。
事務所の社長が、高校生活を味わえってさ。
もう遅いけど…。
「ーーあれ?」
俺の家に行く途中にある天音の家。
珍しく明かりがついてる。
天音は事務所やスタジオに篭りっきりだから、家には帰れてないだろうし。
お手伝いさんもこの時間には帰ってるはず。
もしかして…。
帰って来てるのだろうか?
天音、知ってんのかな?
「余計頑張んなきゃじゃん、」
でも、天音にとって、これを待ってた事だし。
俺はそっと、幼なじみの夢を応援するだけだよ。