シークレット?スキャンダル!
「あ、あの、雅なら俺が連絡とりますけど……」
「ほんと?じゃあ、この連絡先に電話をかけてもらっていいかしら?」
「あ、はい」
「本当にありがとう」
「いえ……」
なんで雅に用があるのか理由は聞いてないけど、まぁ別にいいだろう。
「麗美ちゃん、用も済んだ事だし、休んでていいか?」
「そうね、まだ時間はあるし」
もう用は終わったらしいので、俺は帰ろうとしたんだけど……。
「ーー綾っ!!」
その声を聴いて、足を止めた。