シークレット?スキャンダル!
寒いし、クリスマス前だから街には人がたくさんいるしで出歩きたくない俺。
でも一人でいるのもつまんねーから、暇そうな雅を呼ぶ。
ワンコールで電話に出るくらいだから、あいつも暇なんだろうな…。
正門から玄関までタクシーで来さえすれば、パパラッチ被害に合うこともないと、我が家ではセンサー付きの正門がある。
俺だけなら別のバレないような入り口から入ってこれるんだけど、この家、セキュリティは万全にしてあるからな。
「こ、こんにちわ…」
「入って。温かいの飲む?」
「うん、」
コートに身を包んだ雅。
やっぱ、外は寒そうだな…。
「テーブルの上にあるやつ、プレゼントな」
「プレゼント?」