シークレット?スキャンダル!
「さすが、光くんだね」
「あ、天音!?」
「遅れてごめんね…」
遅れてきた天音。
でも俺の予想より早かった。
「もっと遅れてくるのかと思った…」
「ほんとごめん。急いでもらって早くつけたの…」
「無事なら何よりだよ。それより荷物は?」
「旅館預けてきた。光くんが町に出たって聞いてこっちへ来たの」
さすが天音。
行動が早い。
「でもやっぱり、光くんってどこにいてもモテるんだね…」
「見てた?」
「光くん身長高いからすぐわかるんだもん。話しかけづらくて、どうしようかと思った」
「そっか、」
なんていうか、天音って、さっぱりしすぎてんだと思う。
変なところが大人びている。