シークレット?スキャンダル!
「あ、ああああ…」
「雅、」
「あの、えと、あの、」
「雅!」
「なんで、香月珠樹がいるのーーー!?」
雅をリビングに通したら、昼間っから優雅にコーヒーを飲んでる父さんと出くわした。
うん、予想通りの反応。
「あああああああああやとっ……」
「落ち着けって、」
「落ち着けるわけないでしょ!!」
明らかにパニクってるなー。
父さんを見ると、ニコニコ笑ってる。
「君が、雅ちゃん?」
「は、はひっ!?」
「君のことは綾斗から聞いているよ。始めまして」
「は、はは始めましてっ…」
雅は父さんを直視できなくて、俺のほうを見てくる。
目が怖くなってるって…。