シークレット?スキャンダル!
ちゃっかりサインを貰った雅は、なぜかご満悦。
そして、目がハートなんだけど。
こいつ、ほんと、父さんのこと好きだよな…。
「もうやばい…死にそうっ…」
今日は泊まる予定だから、荷物を俺の部屋に置きに行くと、雅は緊張の糸が溶けたのか、フラフラしてる。
「お前な…」
「今年の最後の最後に、とっても幸せ…」
「だろうな、」
「なんで言ってくれなかったの」
「一応、俺と父さんのことは秘密だからな。バレたら騒ぎになるし、言うなよ?」
「も、もちろんだよ!」
「ほんとか?」
「ほんと!」
まあ、雅のことだから言わないだろうけど…。
「それにしても、イメージ通りの人だなあ…」